あ、

ほらいま
ほらいま
あなた
みたの
あなたが
わたしの
くびを
しめるしゅんかんを



つるつると嘘っぽい
石鹸を手の上ですべらせながら
嘘でないえがおの
練習をしている
まっしろいあわで
洗い流したら
なにも浮かべない顔が
よけいに悲しい



わるいことは
かぞえてはいけないさ
だからっていいことも
かぞえてはいけない
いいことの
すくなさにおどろいて
きみはしあわせだらけの
つめたいすいかを
おとしてしまうかもしれないからね

おもうこと

躁鬱病でなやんでる

やっぱり屋久島の杉の木になりたい

蟻でもいいし

きみがいないとこならどこでもいい

ろけっとみたいなはやさでどんどんはなれていくんだね

こいをすればいいのかな、かんたんなのかな、それは、

もえていたおつきさまについてのこうさつ

つきのかわをはいでいったら、たまねぎみたいにきっとなんにものこらないから、おつきさまなんてしょせんはうそだよ、ぼくがしんじるのはけっきょくいまじぶんがいきているとか、そういうかっこたるじじつだけで、とおいばしょにあるほしなんて、ぜんぶげんそうで、きみくらいにはかない、そういうものなんだって、ねむたいあたまでかんがえながら、つめをまっくろに、まっくろにぬってた。

あついひ

ぷちぷち
こーどが
きれてる
おとも
きれる
ぷちぷち
れこーど
みたいな
おとが
する
きょうは
なんでか
はれてた
あつさで
あしが
ふるえた
かげが
あった
はいった
でも
あなたの
くるのを
またずに
また
でてった
あいす
みたいな
きもちで
たいようを
みていた
つぶれた
めのおく
きおくは
もうない

こわれる

じぶんがわれたことをかくすよていなので
ＣＤをわる
レコードをわる
さらをわる
こおりをわる
とけいをわる
かびんをわる
こっぷをわる
かがみをわる
ばらばらの
はへんだらけの
きょこうのせかいは
やさしかった