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そこにはからっぽがあった
からっぽのびんや はこや たくさんのからっぽが
まっしろのへやに
ならんでいるのだった
おとこのこがいたので
はなしかけてみたが
やはりかれもからっぽだった
からっぽのねこをだいて
からっぽのめでわたしをみた
そのままそこにいると
からっぽはせいちょうをつづけようとするので
わたしはとびらをさがしたが
どうにもふらすこのようなかたちのへやらしく
とびらなんてないのであった
からっぽはせまっていた
せなかをはうてのように

からっぽ

()

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ゆうがたが
かなしいことをきっと
あなたはよくしっている
あなたのおとはこうもすきとおる
やさしさばかりつぎはいだめろでぃーの
あのひのあさのようにくらいのはなぜか

からだはすなになってしまった
こころはばらばらにとびちった
あめがふればいいなんて

(やすっぽいかんがえ)

かたまるのはむらさきばかりで
じめんはどんどんそまっていった

(ぬかるみ)

うごきかたをわすれた
あしあとがみえない

いのちが
きえて
かわるしゅんかん
えかきはそれを
るいじょうするみたいにかさねていく



誰かのはなし声でさみしくなるね
彼はわらっているのに
わらっているのに
わらっている


わらっていた

えがおをすいとることなんてかんたんなのさ



ろうそくなら
吹き消した
らいたーが
見あたらないため
みんな ぼう然としている
ぼくは
わらいながら
見てるだけだった
たくさんもってるマッチぼうも
かくすことだけひどくじょうずだった




いまなら
なんでもかけるなんて
ぼくの虚勢



眼前
ひろがったあおさは
ぼくにはしょうかしきれない
きらきらのほこりをはらんでいる
歪んでいく
せかいが
あまつぶになって
落ちていったんだ
ぱたぱた
ふりはじめた
てんきあめ
きんいろにみえたら
じつはあめだま
ぼくはくちいっぱいに
こうふくをなめていたんだ
わらったかおが
みせられないなんて
ざんねんな
はなしだね



ずっとある
いのちなら
もうたくさん
みたんだろ



すべてのでんげんがきられます


ぷつん


かわいいあのこ
すてきなあのひと
いじっぱりのかれ
うそつきのかのじょ

みんなのでんげんが
きれたとき
せかいはきっと
ていでんしている
そう
くらい
よるみたいに    ね


さあ

おやすみ

おやすみ

つきあかりもけして




おんなじことがきらいだという
じぶんとおなじになれという
あなたのむじゅん


真っ青な空が広がっていない、いくら期待しても仕方ないから、椎名林檎でまぶたを結んで、この世にないくらいの青さをすいこむ。過去の白さ、静けさ、カーテンのすそからもれているひかり、やさしいじかん、なにもかんがえない。


うみのなかでだきあってねむれたらそれだけでいいんだ。
ぼくらどんどんしずんでゆくかもしれないけれど、しかいのからさならしんじてるから、まだうえをみているよゆうはあるさ。
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