老いた気がする

あかいまふらーをまいて
からだをまっかにそめていた
はいいろのふゆが
はいひーるでこつこつあるく
かわいたおとをたてる
がらすのなかのこおりが
もうみせじまいするんだ



きのう
つまらないえいがをみた
だれかににているとおもった
おとながこどものまねをして
おかしくてたまらなかった

きのう
すてきなえいがをみた
ぼくにはえがけないいろの
しょうどうやおんがくをふくんだ
すてきなえいがを



ぼくはつまらぬにんげんです
とむねをはっていえてはいけないのだ



おおきくなる、
思想と目線ごと。

hu,

あんなふうなおとは
こんなてではつむげなかった
こんなふうなことばだけ
きーぼーどをたたいたらうまれて

おんなじきーなのに
おかしいね　　　、

あたらしいこと

あたらしいことはめんどうだし
あたらしいことはおそろしい
あたらしいことはむつかしい
あたらしいことはすこしたのしい

きみはそういうばしょをえらんだのかね

わからないものをXとおきます
あなたのそのすうじをしらないからXにしましょう
わたしのそのすうじは、５０
ただこの５０というかずは
へんすうなので　けいさんはむずかしくなります

ああどうしてか
こんなふうなかなしさは
Xとおいてしまってあんしんできたららくなのに
おちついていられない
Xとおいてもぐんぐんとせいちょうをつづける、
それはにじょうもさんじょうもしていくはやさで
ふあんを０とむすべたら
わたしはあるいはわらっていない

つながらないでんわのようなはなし

ことばをうんだのはあなたですか。
もっとやさしくつくれたらよかったのに。



低迷低迷低迷低迷
死んだ目が見ている死んだ目が死んだ目が
指先が凍る
冬　ふゆ　あきが終わります　冬の　ないふがぽけっとにしのびこむ
かんたんな　もんだい。
ねえそうやってやさしいばかりがおそろしい、
少女がつぶやいた、その本を閉じた。